そもそもレスキュートレーニングって  はやのログ

早野嘉洋

はいさい早野です!

レスキュートレーニング はやのログ
ご存知の通り、シーサーグループはダイビングショップの中でもなかなかに規模が大きく、当然お越しいただくお客様の人数もその規模に比例しています。 しかし母数が大きいという事は、その分事故の発生件数も比例して多くなってしまう恐れがあるのです。 ...

今日は恒例のレスキュートレーニングやってきました。

てな訳でですね、

パワハラ鬼教官、今日は悪魔モードです。

以前のブログでも書いております通り、定期的なトレーニングと安全安心なガイディングの提供は、我々の極めて重要な責務です。

そして、いつもでしたら『万が一の事故が起きた場合の対処』をやるのですが、毎度それでは進歩がありません。

『今までのままでいい』、『スキルは落ちてない』と思った時には腕が落ちています。ひとは伸びている実感が無ければ衰えているのです。

そこで思ったのです。

レスキュートレーニングは万が一の事故の備えだけで良いのかと。

あれ?万が一(10,000分の1)って確率高くね?

てか、そもそも事故そのものが起きなきゃハッピーでね?

ということでですね。

今回はいつものトレーニングに加え、ガイド中に鬼畜めのトラブル出して対応させるトレーニングをすることにしました。

そんなことは露知らず(トラブルまだ教えてない)笑顔を見せるスタッフたち。

 

 

これが最後の笑顔になるとも知らず。

↑簡単に潜行させません。エントリーから潜行までの間だけでも、発見及び予防しなくてはいけない項目が15項目ある上に、タンクを外したゲスト役が下で控えています。

怒涛の勢いで発生するトラブルですが、そこは現役ガイド。パワハラ鬼教官悪魔モードの私が用意した罠を次々に対処して潜行させます。

↑更なる罠としてタンクのバックルをわざと立ておきます。最初の確認では気が付かないまま、時限爆弾的に後々外れるというネチネチとした罠を仕掛けておきました。

 

三巡目から天候急変。波も高くなって盛り上がってきました。これによりケアの難易度も上がります。

ほんじゃ、皆さん張り切って行来ましょうか!

↑極端に口数が減るスタッフ達。

 

↑これはどんなトラブルでしょう。皆さんも考えてみて下さい。

 

 

 

 

 

答えは『呼吸が早い』。

気持ちの不安や泳ぎすぎによる疲れが原因のトラブルで、吐いた泡が上る間隔で気がつかなくてはいけません。

ちなみにトラブルに気が付かないor対応が遅いor未然に防いでないと1項目につき後で腕立て10回です。

↑フィン外れ。

案外多いトラブルで、気がつくのが遅れると探しに行くのがかなり厄介です。

あ、対処中に他のゲストを10秒は見てなかったから腕立て10回な。

↑秘技ウエイトちょっとづつずらし。

ウエイトベルトの締めが不足して起きるトラブルです。

エントリー前に船上で気がつかなくてはいけないので、対処はできたけど腕立て10回愛を込めて進呈しました。

 

よーし皆んなお疲れさん!休憩済んだら港の掃除しような。オラオラサッサと拾わんかい。来島するお客様がご不愉快な思いするやろがい!

スタッフ『…………。』

 

 

 

おっしゃ総評じゃ!

対応がまだ遅い!対応中も周りに目配り!声がけ不足!立ち姿!目に輝きがない!足音がオレを馬鹿にしている!よって現役ガイドは腕立て60回や!

という事で腕立てはガチでやりました。

でもあまりに理不尽なパワハラかましたので、トレーニング後にスタッフにジュース奢っときました。

 

後、日頃の指導不足で失敗をさせた責任として、私は全員の回数足した240回、腕立てしましたとさ。(ガチです)誰かレスキューしてくれ。

これからも安心安全なダイビングの為、スタッフ一同精進してまいります!

早野でした!

 

 

 

ところで君達、普段筋トレやらんくせに、ちょっとやると進んで懸垂も始めちゃうのなんなん??(笑)

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