[あやnote] クログチニザの幼魚を見極めたい!

ファンダイビング
こんにちは、佐藤あやのです。
本日強風のため船が変則運行あるいは欠航しましたが、阿嘉島では元気に潜っています!

2018/6/9
天気:晴れ
気温:31℃
水温:25℃後半
スーツ:5mmウェットスーツ+裏スキンフードベスト+帽子型フード

最近、SeaPeople(シーサーのオリジナルブランド)の帽子型フードを愛用しています。
今まで裏スキンのフードをかぶっていましたが、耳抜きがしづらくて困っていました。だんだん耳が痛くなってきちゃうんです。
(「フードが原因で外耳道スクイズ?」についてはこちら
ですが、帽子型だと耳の下半分が解放されているので、それがないんですー。イイネ♪

さて本日のケラマの海は、洞窟と砂浜をチョイス。

洞窟の中に太陽の光が差し込み、とても綺麗でした。

私が特に好きなのは、天井から射す一条の光。舞台を照らすスポットライトのようです。光の他には何もない、シンと静まった舞台。登場人物はすでに立ち去ったのか、あるいは何者かを待ち受けているのか。私の中で毎回違うドラマが繰り広げられます。

洞窟の出口に広がるこの景色も。

洞窟の外に広がる明るい世界。サンゴと魚たちの生き生きとした世界を予感させます。洞窟を抜け出る寸前、黄泉の国を振り返りたいという衝動を抑えることができません。しかし振り返ってみても、あるのはぽっかりとした暗闇ばかり。

砂地の根では、日に日にボリュームを増すスカシテンジクダイとキンメモドキ。群としてのそれは、根を覆う一つの生命体のようです。

群れの一匹一匹に目を向けると、発見がいっぱい。

まずはオーソドックスにキンメモドキ。体色が赤っぽいので英語でYellow sweeperとかGolden sweeperとか呼ばれます。ですが、透明なのもいるんです!
最初はスカシテンジクダイだと思っていましたが、違和感を感じたので、よく見て気がついた次第です。

黄味がかった普通のバージョン

透明バージョン

透明のキンメモドキの大群は、目玉親父がたくさんいるみたい!!

キンメモドキとスカシテンジクダイの見分け方についてはこちら

群れの中に一匹だけ。アオスジテンジクダイの幼魚??
うーん、手元にある図鑑との絵合せでは、よくわかりません。

この子も謎。スカシテンジクダイ、キンメモドキの群れのほかに、明らかに違う群れ(体色と透明感が違う)がいるんですよね。なんだろーー?スカシテンジクダイのカラーバリエーションなのかなー?

そして今日見られて嬉しかったのが、クギベラの幼魚!成魚と、もっと小さいステージは見かけるのですが、このステージに気がついたのは初めて!
baby→幼魚→雌→雄への模様の変化が繫がったー。
(ベラの多くは雌で生まれて、その中の少数が雄になるんです)

あとね、あとね。今日の私的大発見。
ハギが好きなんですが、今までスルーしてたんです。
(だって種類が多いんだもーん。柄が複雑で見分けられないんだもーん。)
ですが、今日、たまたま写真を撮ってみた一枚が、なんとクログチニザ!
クログチニザといえば、いろんな魚に擬態している幼魚時代で有名。ずっとそれを見たいと思っていたんです。
成魚がいるからには、幼魚もいるかもしれない。
ということで、明日からクログチニザ幼魚のヘラルドコガネヤッコ
タイプだの、ナメラヤッコタイプだの、探したいと思います。楽しみ!

本日ご一緒させていただいた皆さん。

ありがとうございました!

明日は風速17m予想の中、潜ります。台風の影響があっても、阿嘉島まで来てしまえば大抵潜れちゃいます。

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