人間の定期健康診断のようなものです
具体的には、器材をすべて分解し、ほこりや塩分を除去します。磨耗した各パーツなどを交換し、注油・組み立て・調整などをして、器材を常に最良な状態に保つことを目的としています。
オーバーホールの目安
ダイビング数100本、または購入後もしくは、前回のオーバーホールから1年後です。
オーバーホールの必要性
使用しなくても劣化します
レギュレーターの素材は真鍮・チタン・アルミ・プラスチック・ゴムなどでできています。
そのため、
- 砂やサビによる摩擦部分の損傷
- 塩の結晶化(塩がみ)
- グリスの乾燥による可動部分の固着
- 空気中の酸素や塩分、水分などによる酸化で
ゴム・プラスチックなどのひび割れや変形 - 付着物によるカビの発生
など、使用頻度に関係なく経年劣化がおこります。
定期的なオーバーホールの必要性
定期的にオーバーホールを受けていれば、ダイビング器材がいつも正常に作動し、ダイビング中の思わぬ重大な事故につながる可能性が低くなります。
また、各メーカーでも正式な認定を受けたオーバーホールセンターでの定期点検を推奨しています。

水中で空気を供給してくれるダイビング器材。定期的なメンテナンスがあってこそ、楽しさと安心が得られます。下の写真を見て、少しでも不安を感じたらシーサーオーバーホールセンターへお問合せ下さい。空気は「ウマイ」に限ります!!陸上でも水中でも…。

カビを直接吸っている!?
レギュレーターの2ndステージ内部汚濁の写真です。カビを直接すっているようなものです。ここ1年以内にオーバーホールをしましたか?

ホースが破裂寸前!?
中圧ホースの劣化写真です。ゴムは時間とともに劣化する性質を持っています。3年を過ぎたホースは交換必須です!!
オーバーホールビフォーアフター
オーバーホール前
見ての通り汚れています。
オーバーホール後
ピカピカです!