安全に、快適なダイビンを楽しんでいただきたい。
ダイビング器材のお手入れはプロにおまかせください。
日頃の洗浄では手の届かないところまで、しっかりとお手入れします。
安全に、快適にダイビングを楽しんでいただくために。
オーバーホール職人
田場 寛
2000年からオーバーホール職人として従事
私がダイビング器材のオーバーホールを始めたのはこの会社(シーサー)に入社してから。
それまでは整備士として自動車工場で働いていました。
シーサーに入社したきっかけは、車以外にも船の整備もできるて、仕事の幅がひろがると思ったから。
当初はダイビング器材のオーバーホール専属ではなく、車、船、コンプレッサーなどあらゆるものを整備していました。
社内の組織改編をきっかけにダイビング器材のオーバーホール専属になって、現在に至ってます。
器材のオーバーホールを担当するようになってからダイビングも始めました。
自分で扱う道具のことは、自分でも使って知っておきたいと思ったから。
私がオーバーホールを始めた当時は、すべてが手探り。
技術を習うところもないので、器材を分解して、メーカーに電話して聞いたり、とにかく手探り。
専用の工具もないので、工具も自作して対応していました。
今はメーカーの講習が沖縄でも受けられるようになったし、メーカーから専用の工具もでているのでやりやすくなってます。
器材のオーバーホールをするときに心がけていることは、それぞれのお客様の状態に合わせたセッティングをすること。
お客様によって、器材によって、使っている環境が違うので、器材にも「クセ」がでてきます。
器材ごとに使い込まれたその「クセ」に合わせて新品の状態に近づける。
一度でも当店のオーバーホール利用があれば、お客様ごとに「カルテ」を作っています。
そのカルテと、オーバーホールに出された器材の状態を確認しながら、今年はグリスの塗り方を変えてみようとか細かい調整、工夫を行ってます。
使う人に合わせた調整をすることで、ダイビング時のストレスを減らすことができます。
ダイビング器材の状態は、ダイビング時のストレスだけでなく、命にかかわるものです。
器材は使っていなくても自然に劣化していきます。
万が一ということがないように、一年に一回は定期的にオーバーホール点検に出してください。