🌴何もないけど、心が満たされる。カオハガン島で出会った“ほんとの豊かさ”
こんにちは!
今回は、セブからボートで約1時間の**小さな島「カオハガン島」**で過ごした1日ステイのことをゆるっと書きたいと思います。
🏝 島に着いた瞬間、時間の流れが変わる
カオハガン島に一歩足を踏み入れると、
そこには車も、ビルも、コンビニもなくて、
代わりにあるのは、透き通った海、白い砂浜、笑顔の人たち、自由に歩く犬たち。
「あ、時間ってこんなにゆっくり流れるんだ」
って思った瞬間でした。

着いたのは4時頃そうこうしているうちに夕日の時間、こんなにゆっくり夕陽を見るのは久しぶりでした
🧑🌾 島を買った日本人・崎山さんと、島の今
この島、実は1990年に日本人の崎山さんが購入して住みはじめた場所。
当時はお金のやりとりもほとんどなくて、みんなで助け合って暮らしていた**そうです。
食べ物は海からその日に食べる分の魚や貝を取ってきます。
余分にとることはありません。
たまに、ボホールで交換会のようなものがあるのでその時だけ多めに魚介類を取ってきて必要なものを交換しに行きます。
でも今では観光客も訪れるようになり、
崎山さんの奥さんが教えた「カオハガン・キルト」で生計を立てている女性たちもいたりして、少しずつ生活が豊かに。
そのおかげで、大学に行ける子どもも増えて、
将来は警察官になりたい、航海士になりたいって夢を語る若者たちの姿にも出会いました。
「島って変わっていくんだなあ」ってしみじみ。
🏡 今でも変わらない、家族のような暮らし
ただ、便利になっても本質的な優しさや暮らし方は変わっていなくて。
今でも家や家具は自分たちで作っていて、
誰かが困ったらみんなで助け合う、そんな温かい空気に包まれていました。
島人たちみんなが家族のような暖かい空気に包まれていました。
💧 水と電気と、自然と共にある生活
カオハガン島の暮らしは、まさに自然と共にある暮らし。
- 生活用水は雨水
- 飲み水は1ガロンのボトルウォーター
- 電気は夜22時で終了。そこからはランプ生活🕯
- 電波は基本つながらないけど、島のビーチだけは入る📶
そんな環境だからこそ、
夜空に広がる満天の星に心を奪われたり、
波の音を聞きながら、ただのんびり座る時間がすごく豊かに感じました。
私たちが泊まったカオハガンハウスでは一年中風が入るようになっており、心地よい風とゆったりとした時の流れを感じながら、本を読んだりして最後まで穏やかな時間を過ごしていました。

🐶 島のかわいい犬たちが癒しすぎる件
そして…島の癒し担当といえば、
自由に歩き回る、かわいすぎる犬たち!!
人懐っこくて、ビーチで横になると寄ってきたり、
ずっと一緒に歩いて島を案内してくれたり🐕💕
しかも、狂犬病ワクチンもちゃんと打たれてるから安心。
ちゃんとケアされてることにもびっくり。(これもカオハガンハウスの方が中心となって行っているみたい)
みんなほんとにやさしくて賢くて、何匹か連れて帰りたくなった(笑)


みんな警戒心ゼロ笑
みんな自由に島を歩き回っていたり、自然の中で暮らしているのでみんな穏やかな表情をしている
私も生まれ変わったら個々の島の犬になりたい🐶

朝ビーチに行くと遊びに来てくれてしばらくこの状態😮
かわいいが過ぎる😮💗
🌅 ビーチに集まる、島の若者たち
夕方になると、島の唯一電波が入るビーチに、
若い子たちがスマホを持って自然と集まりはじめます。
ただネットを見るだけじゃなく、
おしゃべりしたり、海を見ながら笑ってたり、
まるで学校帰りの公園みたいな、あったかい雰囲気。
朝は小学校低学年くらいの子が砂浜に埋まったカニを掘り出して遊んだり、ゲームや携帯などなくても自然の中で楽しそうに遊んでいる姿が印象的でした。
このビーチが、人と人がつながる場所なんだなあって感じました。
👧 島の未来にほっこり
カオハガン島の人口は約800人。
その多くが子どもや若者で、島はとてもにぎやか。
1家族で12人もこどもがいる家庭などもあってびっくり!!
教育の機会も増えていて、夢を語る子も多い。
「この島、これからもっと素敵になるな」って、ちょっと感動しました。
🏝島での特別な経験
私たちがいったのは6/21,22
ちょうど6/24が「san juan(洗礼者ヨハネ)」の日としてお祝いのムードに包まれます。
その前夜祭としてちょうど闘鶏(サボン)が行われていました

カオハガン島、ボホール島からも男たちが集まっていてみんなの熱気が伝わってきました。
勝った鶏のオーナーが自分の勝ち金で酒を買って、みんなにふるまっていました。勝ち負けに関係なくみんながお祭りの前夜祭を楽しんでいるように感じました。
島にはたくさんのウニが転がっており船で少し出ると初心者の私たちでも簡単にたくさんのウニを取ることができます

いつもお世話になっているボートマンと一緒にウニ漁へ
0円で新鮮なウニ食べ放題(笑)

いつもありがとう♪
ウニをたくさん食べた後は第二回目のランチ

島の方たちがやっているお魚屋さんへしっかり値段の交渉をして購入!その日にとれた新鮮な魚介類ばかりだから、すごいおいしい!前回来た時にラプラプ(アカマダラハタ)がおいしかったので今回も購入。アカマダラハタは絶滅危惧種にも認定されているそうですが、フィリピンにはよく獲られています。
ビーチで砂風呂体験もしました

なかなかできない体験で楽しかった!


ランチとを食べていると島の子どもがヒヨコを大事そうに抱えて見せに来てくれました。このヒヨコがいずれ大きくなると食糧になってしまうのかと少し心が痛くなったが、これこそ命の授業そのものなんだと感じた。
育ててからいただくからこそ命の大切さを知るいい機会になっているんだと感じました。
✨ 最後に
何もないけど、全部がある。
カオハガン島は、そんな場所でした。
豪華なリゾートじゃなくても、
自然と笑顔と優しさに囲まれて過ごす1日は、
たぶんどんな高級ホテルよりも贅沢。
次はもっと長く、島の暮らしに溶け込んでみたいなと感じました。


どこまでも続く遠浅の海、島の犬も最後までお見送りしてくれました
カオハガン島の皆様お世話になりました。