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ペックスラップ
- 2020.12.08
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- 那覇
はいさい!
まだ強風の日々が続いている沖縄です。一昨日から船は出てはいますが12月に入って一度も太陽を見れていません。。。クジラたちもこんなに海が荒れていると沖縄に来るの大変そうだなぁと思ってます。頑張って来ても、こんな海況で子育てや出産がちゃんとできるのか心配です。まあ、私たちが思っている以上にクジラは大きいし強いので、クジラたちからしたら何とも思ってないかもしれませんけどね。笑
さて今日もクジラのパフォーマンスについてお話していきます!!
第3回 『ペックスラップ』 レア度★★★
「ペックスラップ(Pec Slap)」は横向きになり、胸びれを海面に打ちつける行動です。
ザトウクジラの胸びれは全体の3分の1もあり、その長い胸びれを使って海面を打ち続けます。お腹を上向きにして、両方の胸びれを打ちつけることもあります。クジラが機嫌のいい時に見せる行動と言われています。
クジラは大きいものだと約16メートルあります。胸びれは体長の約3分の1なので5メートルにもなります。この大きな胸びれを海面に叩きつけるのですが、この音がすごいんです!!ぱんぱんと海面を叩く音は遠くにいてもしっかりと聞こえてきます。この胸びれが海面を叩く水音が、仲間への何らかの合図になるとも言われています。
ペックスラップをするときは天気が良く海況が良い日に見せてくれる確率が高いと言われています。きっとクジラも暖かい太陽を体で感じて、気持ちよくてお腹を上にして体を左右に振っているんでしょうね!
こんな感じにお腹を上にして水面に上がってきます。
体をひねって左右の胸びれを大きく水面に叩きつけます。
写真にはないのですが、叩きつけたときの水しぶきもスパーーンと上がって近くで見ると迫力があります。
ザトウクジラは他のクジラと比べて非常に長い胸ビレを持ち、学名megapteronは「大きい翼」という意味だそうです。 そしてこの大きな胸びれを使って最大時速60キロのスピードで泳ぐそうです。止まるときも胸びれを使って止まるようです。
あらら。。また皆さんホエールウォッチングに興味を持っちゃいましたね?笑
まだまだご紹介してないパフォーマンスがたくさんありますが、それはまた次回!!
最後に知っておいてほしいことです。
【沖縄でザトウクジラに会うチャンスを増やすために】
昨シーズンのザトウクジラ遭遇率は99%でした。
しかし、注意して頂きたいのは、クジラはいるのですがこの時期の沖縄は風が強く海は荒れやすいということです。
クジラ遭遇率よりもボートが出航できるかが大きなポイントです。
出航確率は70%前後になります。
ご予約をする場合は欠航になる事も考慮して
`*『旅行日程の前半』*`
にホエールウォッチングを申し込んでいただくと、欠航の場合は翌日、翌々日などに再度チャレンジする事で出航できるチャンスが増えます。
ぜひご検討ください!!