スタッフブログ
フルークアップ・フルークダウン
- 2020.12.05
- お知らせ
- 那覇
はいさい!
最近風がビュービューで船が出せません!!もう1週間以上船を出せていません!!こんなに船が出ないのは沖縄に来て初めてです。。。
ホエールウォッチングが始まるまでにはこのビュービューの風が無くなることを祈って、今日もクジラさんのパフォーマンスについてお話します!!
第2回 『フルークアップ・フルークダウン』 レア度★★
クジラが深く潜るときに見られる行動です。
尾ビレを海面に持ち上げてから潜水します。
その時、尾ビレをまっすぐ跳ねあがげ裏側の模様を見せて潜れば「フルークアップ(Fluke Up)」、見せないで潜れば「フルークダウン(Fluke Down)」です。
フルークダウン
尾びれを見せないで潜ります。この行動をするときはまだ水面近くにクジラがいる可能性が高いので、目を離さないでおいてください!!レアなパフォーマンスを見せてくれるのは一瞬です。気を抜かないでくださいね!!
フルークアップ
尾びれを高く上げて潜る行動です。フルークアップをしたときはしばらく上がって来ません。約5分~15分くらい水中にいます。30分以上潜っているクジラもたまにいます。個体によって違いますが、1頭でいるクジラがなかなか上がってこないことが多いようです。逆に2頭以上で群れを作っているクジラはよく上がってきます。子供がいると子供は呼吸が続かないのか、頻繁に呼吸をしに上がってきます。
この尾びれの裏側にある模様なのですが、同じ模様のクジラはいません。尾びれの裏側にある模様で個体を識別するのに役立っています。
全然違いますね!!このようにいろんな特徴があるんです。
この尾びれの模様の識別を20年以上やっている沖縄ちゅら島財団によると2020年現在で約1700頭のクジラが確認されています。毎年やって来るクジラや新しく発見されるクジラ、沖縄で生まれるクジラなどです。
そして20年以上の歴史の中で断トツで発見されているクジラがこいつです。
彼の名は「Z」です。なぜ「Z」かというと、右の尾びれの傷がアルファベットのZに見えるからです。
約20年間毎年発見されているみたいです!!年齢でいうと50歳以上という人もいます。すごいですよね。。。
もちろん当店のホエールウォッチングのツアーでも何度も発見しています。発見するたびにスタッフはZだーーーってテンションが上がります。個人的にはあまり派手なパフォーマンスなどはしてくれないイメージですが、沖縄1の大きな体で大きな船も気にしないで堂々と泳ぐ姿には感動します。
はいまた皆さんホエールウォッチングに興味を持っちゃいましたね?笑
クジラの尾びれの模様で以前に出会ったクジラに再開すると、もう何とも言えない感動です。参加したことある人は前回の写真を見て、同じクジラに会えるかトライしてみてください!!
まだまだご紹介してないパフォーマンスがたくさんありますが、それはまた次回!!
最後に知っておいてほしいことです。
【沖縄でザトウクジラに会うチャンスを増やすために】
昨シーズンのザトウクジラ遭遇率は99%でした。
しかし、注意して頂きたいのは、クジラはいるのですがこの時期の沖縄は風が強く海は荒れやすいということです。
クジラ遭遇率よりもボートが出航できるかが大きなポイントです。
出航確率は70%前後になります。
ご予約をする場合は欠航になる事も考慮して
`*『旅行日程の前半』*`
にホエールウォッチングを申し込んでいただくと、欠航の場合は翌日、翌々日などに再度チャレンジする事で出航できるチャンスが増えます。
ぜひご検討ください!!