ダイビングライセンス(Cカード)を取得するには
ダイビングライセンス(Cカード)を取りたいけど、何から始めればいい?
このページではダイビングライセンスを取るにあたって知っておきたいことを説明します。どこで取るのか?どうやってショップを選ぶのか?講習の内容って?などなど、ご説明します。
「ダイビングライセンス(Cカード)を取ると何ができるの?」などについて知りたい場合は「ダイビングの始め方」をご覧ください。
目次
Cカードはどこで取るの?
Cカードはダイビングショップで取得します。ダイビングショップで開催されているCカード講習に参加して、一定のスキル・知識を身につけ、試験に合格することでCカードが発行されます。
まずはどこのショップで講習に参加するのかを決めましょう。ご自宅から通える近くのダイビングショップで講習を受けるのもいいですが、どうせなら海外や沖縄などの海がきれいな有名なダイビングスポットに旅行しながら現地のショップで取るのもおすすめです。
PADI?NAUI?ダイビングの指導団体
お店を選ぶときに、そのお店がどこのダイビング指導団体に所属しているのか確認してみましょう。お店のホームページに「PADI」や「NAUI」、「SSI」と言った表記があります。これが指導団体になります。
Cカードの講習を開催するのはダイビングショップですが、Cカードを発行するのはダイビングの指導団体になります。各ダイビングショップは特定の指導団体に所属していて、その団体のルールにしたがって講習を行います。
PADIは世界一の団体
指導団体として有名なのはPADIです。PADIは世界のダイバー人口世界一を誇ります。世界7カ所にエリアオフィスを持ち、180ヶ国以上で展開しているダイビングの教育機関です。
指導団体は気にしたほうがいいの?
よほどマイナーでないかぎり気にする必要はありません。指導団体で迷ったり、気になる場合は「Cカード協議会(レジャーダイビング認定カード普及協議会)」に加盟している団体を選べば安心です。この協議会は日本国内の主なダイビング教育機関より構成されており、最低基準の採択と普及を目的として、世界各地の組織と連携しています。
金額はどれくらいかかる?
Cカード講習の料金はダイビングショップによって差があります。30,000円前後というショップもあれば、50,000円以上というショップもあります。ですので、一概にいくらということが言えません。注意するべき点は、表示されている料金に何が含まれているか?ということです。
何が料金に含まれている?
表示されている料金は安くても、あとから追加料金をとられて、最終的にとっても高い料金を請求されることもあります。ショップを選ぶときには表示されている金額だけでなく、その料金に何が含まれていて、追加で請求される料金があるのかどうかを事前に確認する必要があります。
料金がかかるものとして、一般的に以下のものがあります。これらについては最低限確認をしましょう。
- 実習費用(海洋、プール)
- 指導料金
- 施設利用料
- ボート乗船料(ボートダイビングをする場合)
- 教材費用
- 器材のレンタル費用(レンタルなのか、買い取りなのか)
- 申請料
講習の日数は何日かかる?
Cカード講習には一般的に3日前後かかります。連続3日間で講習を受けることもできますし、週末だけ通って、合計3日間で講習を受けることもできます(※ショップによって日程の設定が異なることもあります。詳細は各ショップにてご確認ください)。
講習ってどんなことやるの?
講習の内容は「プールや海での実習」と「学科」、「試験」になります。
一般的な講習のながれ
- 基本的なダイビングの知識、マナーなど学科講習
- プールまたは海の浅いところで基本的な実習
- 本格的な海洋実習
- 学科試験
試験に合格すればCカード取得!
ダイビングショップの選び方
ダイビング講習を受ける上でダイビングショップ選びは重要です。初めてのダイビングが楽しいものかどうかでその後のダイビングライフを楽しめるかどうかも変わってくることがあるからです。
ショップ選びでまずチェックするべきポイントは以下の4点です。
- 実績
- 評判
- 設備
- 料金
各チェックポイントについて、どういうところを確認したらいいのか説明します。
実績が大事!
まずは実績です。実績があるということはそれだけ多くの方に選ばれている、満足度の高いショップと言えます。
ただ、実績と言われてもどこをみればいいのか、何を参考にすればいいのかわかりにくいと思います。以下の2点をまずはチェックしてみてください。
Cカードの発行枚数
各ショップのホームページで公表されている「Cカードの発行枚数」を確認してみてください。
今までどれくらいのカードを発行してきたか?年間どれくらいの方が利用しているか?大体のショップはホームページ上で公表しています。ショップの規模によって年間に発行できる枚数は違いますが、目安のひとつとして確認してみてください。
所属団体でのランク
所属団体でのランクも実績の目安になります。各ショップが所属している指導団体のホームページでそのお店がどのランクに入っているのか確認できます。
ランクが高いショップほど実績のあるショップと言えます。
評判はどう?
つづいてのお店選びのチェックポイントは「評判」です。
今はインターネットで口コミや評価を簡単にチェックできます。ブログやフェイスブック、ダイビングツアーのウェブサイトなど。気になるお店の名前で検索して口コミをチェックしてみてください。
また、各ショップのブログもしっかり確認してください。頻繁に更新されているお店はそれだけ多くのお客さんが利用しています。活気があるお店は日々ブログ更新がされ、楽しそうな写真が多く掲載されています。
講習の雰囲気やお客さんの表情で楽しそうかどうかもある程度確認できると思います。参考までに確認しましょう。
設備は充実している?
快適な講習を受けるためには設備も大事です。どんな場所で講習を行うのか?ショップが利用している施設にトイレや更衣室、シャワーなどが備わっているのか確認しましょう。
使用するダイビング器材についても確認してください。レンタルなのか、自分で購入する必要があるのか?レンタル器材の場合、手入れはちゃんとされているのかも重要なポイントです。ホームページ上にそういうことがちゃんと記載されているお店は比較的安心できます。
料金がちゃんと表示されている?
料金については前述しましたが、お店によってかなり差があります。大事なのは、その料金に何が含まれているのかを確認することです。
追加料金や明記されていないオプション料金で最終的に高額な請求をされて嫌な思いをしないように事前にしっかり確認をしてください。
まとめ
Cカード講習で重要なのはショップ選びです。見かけだけの料金だけで選ばずに、上記でまとめてようにショップ選びの重要なポイントをしっかり確認して選んでください。
ダイビングを始めるお店が自分にとって満足の行くものであれば、その先のダイビングもとても楽しい物になります。逆に、つまらないお店を選んでしまうと、もう二度とダイビングをやりたくなくなってしまうかもしれません。
それだけでなく、ダイビングは自然を相手に楽しむレジャースポーツです。しっかりとしたお店を選ばないと思わぬ事故に巻き込まれる可能性もあります。