色とりどりの美しいサンゴは沖縄の財産、海を愛する私達にとって大切な宝物
近年、その美しいサンゴたちは、地球温暖化による白化現象、オニヒトデやレイシガイによる食害、汚水の垂れ流しや護岸工事による赤土流出など、様々な要因に苦しめられ、目に見えて減少し続けています。そして私達ダイバーによる人災が原因の一つであることも事実です。 このままではいけない、この美しいサンゴを何とか守りたいという強い思いから、私達の手でサンゴを少しずつ復活させよう!と考え、サンゴの保護活動に取り組んでいます。
1.サンゴ基金への寄付
サンゴの保護活動に対して県からの予算は少なく、かかる経費はほぼボランティアでまかなわれて いる為、サンゴ基金が大切な活動資金となっています。 この活動を少しでも広げられればと、私達シーサースタッフの寄付、そして同じ海を愛する沢山の お客様のご協力によって集められた大切なお金をサンゴ基金へ寄付しています。
ご協力頂いた皆様には、この場をおかりして心より感謝申し上げます。
2.ラッシュガードを着て、サンゴを守ろう!
この度、日焼け止めクリームによるサンゴの白化現象についての研究結果が発表され、 シーサー器材販売部門の『海人商店』でもサンゴ保護活動への取り組みを開始しました。
『ラッシュガードを着て、サンゴを守ろう!』
海人商店で、オリジナルブランド SEAPEOPLE製のラッシュガードをお買い上げ頂きますと、 その売上げの一部をサンゴ保護活動の資金として活用させて頂く事となりました。ラッシュガードの着用によって日焼け止めクリームの使用が減り、さらにあなたのお金の一部はサンゴ保護活動に役立てられます。
3.サンゴの天敵(オニヒトデ・レイシガイダマシ)の駆除活動
大切なサンゴを食べてしまうオニヒトデ、一度大発生するとサンゴは食べつくされてしまいます。 現時点では、オニヒトデの撲滅方法はただひとつ、一匹一匹駆除していく、地道な作業を続けて いくしかありません。そして人間にも大きな危険を及ぼす為、プロダイバーが細心の注意を払い ながら駆除にあたります。現在は影を潜め、ひと段落したかに思えたオニヒトデですが、代わりにレイシガイダマシが増えているのが現状です。レイシガイダマシ類は、2~4cm程の小さな巻貝で、 サンゴを食べるための特殊な歯舌を持っています。その歯舌でポリプ(サンゴの一部)をむしるように摂餌、ミドリイシサンゴやコモンサンゴを好んで食す習性が確認されています。残念ながら異常発生の原因は未だ特定できておらず、その食害は止まることを知りません。少しずつ回復の兆しを見せているとはいえ依然として予断を許さない状況が続いています。
【慶良間サンゴ礁保全利用部会沖縄本島支部】
活動実績
http://www.hontoshibu.com/katudoujisseki
http://www.hontoshibu.com/xie-zhen
4.サンゴの移植活動
美ら海振興会の活動の一環として、参加を希望されるゲストの方々と共に、2008年~2012年の5年間で4回、サンゴの植え付けを行いました。
2013年以降は、モニタリングやオニヒトデ・レイシガイダマシの駆除を行い保全活動を続けております。 私たちが植え付けたサンゴが産卵する日も近いかもしれませんね。
【植え付け活動の様子】
2008年
http://www.seasir.com/blog/naha/2008/11/07165329.php
http://www.seasir.com/blog/naha/2008/11/08175139.php
2009年
http://www.seasir.com/blog/naha/2009/11/07181742.php
2010年
http://www.seasir.com/blog/naha/2010/11/08185918.php
2012年
http://seasirnaha.ti-da.net/e4036156.html